IC/BPS とは?

間質性膀胱炎・膀胱痛症候群(略して IC/BPS) は、慢性的、 長期的に続く症状で、患者の生活の質に大きな影 響を与える痛みを伴う尿路症状 を引き起こします。IC/BPS が進行すると、その 痛みと頻繁な排尿は、仕事、性交、社会生活、睡 眠をひどく妨げる可能性があります。

現在のところ、IC/BPS の確定的な治療法はあり ません。一方で、適切な治療を受けることにより 、患者は何年も無症状でいられ、通常の生活の質 を維持することができます。維持療法では、何年も、場合によっては生涯にわたって患者 の状態を観察することが必要です

人口の約 2.4%が IC/BPS を疾患していると推定 されますが、現在、医療先進国でさえ、実際に IC/BPS と診断されている患者は 5~10%に過ぎま せん。残念ながら、IC/BPS は診断が遅れるほど症状が 重くなります。

Urosystem の使命は、IC/BPS 患者の診断から様々 な レベルの適切な治療まで、オールラウンドなソリ ューションを提供することです。

米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(NIDDK 、米国)の定義によると、間質性膀胱炎・膀胱痛 症候群(IC/BPS)は、疼痛を伴う泌尿器系の 症状が慢性的または長期に持続する疾患です。[1] その症状は患者の QOL(生活の質?) に大きな影響を与えます。[2] IC/BPS が進行すると、疼痛と頻尿(1 日 80 回を 超えることもある)により、仕事、性交渉、社会 生活、夜間の休息に重大な支障をきたすことがあ ります。IC/BPS 患者には、その他の慢性疾患も 通常より頻繁に発生します。[3]

現在の知見によれば、IC/BPS には恒久的な 治療法はありません。[4] 一方で、適切な治療を受けることにより、何年も 症状から解放され、標準的な生活の質を維持する ことが可能です。IC/BPS は、診断される症例数 の増加と治療期間の長さから、近い将来、医療シ ステムに必要とされる資源の増大が予想されます。